畑アカラ・古代天皇家の謎は「北斗八星」で解ける

 

❤畑アカラ・著の『古代天皇家の謎は「北斗八星」で解ける』を上梓しました。

高松塚古墳壁画が、何を語っているのか、を理解するには、8の世界を知る必要があります。

「8月8日ハートの日」を、20年探究してきた結果が、『古代天皇家の謎は「北斗八星」で解ける』     (畑アカラ・著)を生んだ、とも言えるのです。

恐るべし、「8月8日はハートの日」のパワー、です!!

高松塚古墳とキトラ古墳の真実が初めて明らかになりました。

なぜ壁画を描こうとしたのか?

描こうとした動機が、初めて明らかになったのです。

壁画が語っている声を、私が、初めて聞くことが出来たのです。 

『古代天皇家の謎は「北斗八星」で解ける』  著者 畑アカラ  出版社 徳間書店             価格 1,700円+消費税   発行日 平成28年7月31日

皆様から、「8月8日はハートの日」と絡めて、次のような評価をいただいています。

(※平成28年8月8日、天皇陛下の玉音放送がございました。それをうけて。)

この8月8日は、新たな岩戸開きになるのではないかとの期待も、ご著書を拝読しながら、感じたことでした。

◎まさに「畑説の時代が到来する」という感じがしました。

◎この著書を読み、なぜ、8月8日に玉音放送がされたのか、分かったような気がした。

 


第1章 高松塚古墳は何を表現していたのか?
第2章 高松塚古墳解明の前提となる「八」の暗号
第3章 高松塚古墳の壁画を解読する
第4章 高松塚古墳の被葬者は石上麻呂だった
第5章 石上麻呂が被葬者であることを検証する
第6章 キトラ古墳も高松塚と同じグランドデザインでつくられた
第7章 キトラ古墳の被葬者は阿倍御主人だった
第8章 なぜ古墳壁画が描かれたのか?

戦後考古学最大の発見といわれる高松塚古墳の壁画は何を意味していたのか。伊勢神宮にも施された「八の暗号」を糸口として、古代天皇家の思想的グランドデザインを明らかにする。高松塚の天井に描かれた北極星は天皇、壁画にある八人の男女は北斗八星だった。つまり高松塚古墳は真北に位置する中尾山古墳(文武天皇)の陪塚であり、北斗八星(石上麻呂)として、文武天皇を守護していたのである。高松塚・キトラの壁画から古代史の真実が鮮やかに蘇る。

①高松塚古墳もキトラ古墳も、なぜ描かれたのか?
②壁画は何を語っているのか?
③その本義は何なのか?

今まで、この本質論・3点について、はっきりと正確に述べた本はありません。

また、最初の疑問である、
「天皇でもない被葬者が、なぜ完全天皇図(天文図+日月図+四神図のセット図)を描けたのか? 理由も無く描いたら、大逆罪にあたる」
について、不思議なことに、44年間、誰も疑問を持った者はいませんでした。
ましてや、誰もそれに答えていません。

理由も無く、高位ということで、簡単に被葬者を皇子に当てはめています。
例え、皇子でも、理由も無く完全天皇図を描いたら大逆罪です。
天皇はただ一人であり、厳格です。
ここが、私にとっては、大変、疑問な点です。

その答えですが、天皇を天皇(北極星)として言祝ぐことで、描く事が出来るのです。つまり、許されるのです。

当時の世相を考えれば、分かることです。
天武天皇は、天皇(北極星)という言葉を正式に採用しました。
それは、中国皇帝に対する独立の気概でもあります。(王は属国の証明)

当時、柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)は、天皇を神として言祝(ことほ)ぎ、歌にしています。

また、大豪族の氏上の大伴御行(おおとものみゆき)も、同様に、天皇を神として歌っています。


 宮廷歌人・柿本人麻呂は、天皇を神として言祝(ことほ)いでいます。

 < 大君(おおきみ)は 神にしませば 天雲(あまぐも)の 雷(いかづち)の上に いほりせるかも > (万3-235)


 大将軍であった高級官僚の大伴御行(おおとものみゆき・701年薨去、正広弐(しょうこうに)右大臣を追贈)も、天皇を神として言祝(ことほ)いでいます。

 < 大君は 神にしませば 赤駒(あかごま)の 腹這(はらば)ふ田居(たゐ)を 都と成(な)しつ > (万19-4260)

ならば、次のことが考えられます。

被葬者が< 大君は 神にし 坐(ま)せば >と墓の中でも言祝(ことほ)ぎ、天皇(北極星)を永遠に守護して行こうとしている、という条件があってのみ、天皇図・「天文図(星宿図+日月図)+四神図のセット図」を描くことが、許されたのである、と。

高松塚古墳の被葬者(石上麻呂・いそのかみのまろ)は、北斗八星となり、天井の中心に描かれた北極星(天皇)を毎日一周して、天皇を補弼(ほひつ・守護)しています。

キトラ古墳の被葬者(阿倍御主人・あべのみうし)は、武器を持った十二支獣頭人身像となり、子、丑、寅・・・酉、戌、亥という順序で、天井の中心に描かれた北極星(天皇)を、毎日、一周しながら守護しています。
 
ということで、高松塚古墳とキトラ古墳は、臣下最高位になった高級官僚の天皇崇敬護持の気持ちを表現した古墳なのです。

※高松塚古墳に描かれている8人ずつの男女は、北斗八星(阿倍御主人・あべのみうし)を表現しているのです。